AI・人工知能の分野で大学を選ぶ ~技術文献発行トレンドを可視化
■まえがき
研究や産業で今後、十分な発展が期待ができる技術分野の代表格は、
AI・人工知能
であろうと思う。
AI・人工知能の分野で発行された技術文献の件数を可視化して、AI・人
工知能そのもの、もしくは、そのアプリケーションを学ぶための大学選びを
考察する。
■手段
1970年~2019年までの50年間に関する技術文献の発行を検索し
て、以下のポイントを可視化した。
(1)技術文献の発行トレンド
(2)トレンドポイント年における発行数上位機関
(3)日本における最先の技術文献
*技術文献とは
AI・人工知能自体の研究や技術
AI・人工知能の利用技術(アプリケーション)
の両方が含まれる。
*データベースと分析ツール
データベース:国立研究開発法人 科学技術振興機構
分析ツール:JDreamⅢ 科学技術文献情報データベースサービス
■結果
(1)技術文献の発行トレンド
(2)トレンドポイントにおける発行数上位
■考察
(1)トレンドの分析
を読みながら見るととてもわかりやすい。
(2)本分析では、最先の原著論文は、1972年に1件発行されている:
Kagay W J, Douty R T(イギリス)による
A Data Management Scheme for An Intelligent Interactive Graphics
System
である。
(3)日本では、1973年に3通の原著論文が発行されていて、
末広直樹、藤崎博や(東京大学・工)
池田尚志(電総研)
新妻清二郎(茨城大学・工)
しかしながら、茨城大学は近年は技術文献の発行件数は少ないようで
ある。
(4)何点かのトレンドポイントにおいて、技術文献発行件数のオキュペー
ションを円グラフとした。
AI・人工知能(アプリケーションも含む)技術を研究したり、学ぶ
のであれば、大学選びとして、
・「旧帝7大」
学」など国立理工系大学
・私立大学では、「早稲田大学」、「慶応大学」、「明治大学」な
ど
・大学院大学として、「奈良先端科学技術大学院大学」
が考えられる。
■補遺
・技術文献とは:
原著論文
短報/予稿/文献レビュー/解説
データシートなど
安全基準規格など
科学技術に関する方策
会議録記事/紹介的記事/特許記事/特許制度
比較臨床試験
ランダム化比較試験
著作権、その他のお問合わせ:
国立理工系大を選ぶ ~ヒートマップで可視化
■まえがき
国立理工系大学として、
「東京工業大学」
「名古屋工業大学」
「九州工業大学」
「東京農工大学」
「京都工芸繊維大学」
の技術文献の発行件数についてヒートマップ作成し、技術を可視化した。
■手段
(1)技術文献の発行件数を2010年~2019年まで、年次別に調査
し、ヒートマップを作成した。
(2)視覚的に分析した結果に基づき、各大学の
・メジャー分野/ストロング分野
・ウィーク分野
・増加傾向の分野
・減少傾向の分野
にカテゴライズして分析し、各大学の技術の特徴を分析する。
*検索データベイス、分析ツール
データベース:国立研究開発法人 科学技術振興機構
分析ツール :JDreamⅢ 科学技術文献情報データベースサービス
■結果
(1)ヒートマップ
*技術分野の順位は、東京大学、2018年の発行件数を基準とした。
*画面表示を鑑み、上位50位まで。
*各大学のストロング分野に、ウィーク分野にを付与。
*参考に「東京大学」ヒートマップを添付
(2)各大学の技術分析
■考察
(1)「東京農工大学」では、他の「国立理工系大」と異なり、動植物に関
する技術について、十分に学ぶことができると考えられる。
(2)「京都工芸繊維大学」では、高分子関連の技術に力を入れており、
その分野を学びたい場合、選択枝となり得る。
(3)各大学それぞれストロングポイント、ウィークポイントが比較的明確
であり、本可視化を有効に利用できると考えられる。
著作権、その他のお問合わせ:
国立理工系大を選ぶ ~技術文献と特許・実用新案を可視化
■まえがき
国立理工系大学として、
「東京工業大学」
「名古屋工業大学」
「九州工業大学」
「東京農工大学」
「京都工芸繊維大学」
「長岡技術科学大学」
「豊橋技術科学大学」
の技術文献の発行件数と、特許・実用新案の登録件数を可視化して、各大学
の技術力を分析した。
■手段
1990年~2019年までの30年間について、以下の作表とグラフ化に
より、可視化しました。
(1)技術文献総発行数
(2)一人あたりの発行数数グラフ
a)学生一人あたり
b)教員一人あたり
(3)特許・実用新案の登録件数
(4)一人あたりの登録件数グラフ
a)学生一人あたり
b)教員一人あたり
*技術文献
データベース:国立研究開発法人 科学技術振興機構
分析ツール:JDreamⅢ 科学技術文献情報データベースサービス
*特許・実用新案
データベース:ログイン CyberPatent Desk
*教員と学生の数は、各大学HPで公開されている内、理系(医学、歯
学、理工、薬学、農学等)を抽出してカウントしています。
*技術文献数は30年間の累計なので、最新の人数を30倍して、延べ
人数としています。
■結果
・技術文献の発行件数の可視化
・特許・実用新案の登録件数の可視化
■考察
(1)「東京工業大学」の技術文献発行数は、学生一人あたりの件数では
「東北大学」より低い統計であるものの、教員一人あたりでは、「旧帝
大」と比較しても全く遜色なく、堂々と日本のトップレベル。
(2)「東京農工大学」は「東京工業大学」の下位互換などと言われている
ようですが、教員一人あたりの発行数は「東北大学」を上回っており、
かなり優秀な大学と言える。
(3)総じて「国立理系大学」では一人あたりの技術文献の発行数は、「旧
帝大」のそれに互する。更に、特許・実用新案の登録件数、すなわち、
発明に関して言えば「旧帝大」を凌駕しており、結論としては、「国立
理工系大学」は国内では質が高く、且つ、実践的な研究や技術を学べる
のではないかと考えられる。
■補遺
・技術文献とは:
原著論文
短報/予稿/文献レビュー/解説
データシートなど
安全基準規格など
科学技術に関する方策
会議録記事/紹介的記事/特許記事/特許制度
比較臨床試験
ランダム化比較試験
・特許・実用新案の登録とは:
登録特許/公告特許
登録実用新案(実審査、形式審査)/公告実用新案
著作権、その他のお問合わせ:
早慶理大を選ぶ ~ヒートマップで可視化
■まえがき
「早慶理大」の技術文献の発行件数ヒートマップにより可視化して、大学選
びを考察します。
「上智大学」「関関同立大」では、技術文献や特許登録件数が少ないため、
マップ化自体が希薄となるため、本分析ではとりあえず割愛しました。ご要
望がございましたら、実施しようと思います。
ヒートマップについては、以前のブログで解説していますので、そちらを
参考にしていただくと幸甚です。
■手段
(1)技術文献の発行件数を年次別に調査し、ヒートマップを作成して、
可視化します。
(2)視覚的に分析した結果に基づき、各大学の
・メジャー分野/ストロング分野
・ウィーク分野
・増加傾向の分野
・減少傾向の分野
にカテゴライズして分析し、「旧帝大」の特徴を考察します。
*検索データベイス、分析ツール
データベース:国立研究開発法人 科学技術振興機構
分析ツール :JDreamⅢ 科学技術文献情報データベースサービス
■結果
(1)ヒートマップ
*技術分野の順位は、東京大学、2018年の発行件数を基準とした。
*画面表示を鑑み、上位50位まで。
*各大学のストロング分野に、ウィーク分野にを付与。
*参考に「東京大学」ヒートマップを添付
(2)各大学の特徴
■考察
・「慶応義塾大学」「東京理科大学」は、かなり技術分野の差別化を図って
いるように見受けられる。一方、「早稲田大学」では相対的に、技術分野
の取捨選択は少な目と感じる。
・「早稲田大学」と「慶応義塾大学」では、「計算機利用技術」へのリソー
スを集中しているように見受けられる。
・「慶応義塾大学」では、三大学の中では唯一医学部があため、医学系分野
の技術文献の発行件数が多くリソース配分が多い印象を受ける。その理由
なのかどうか推測に過ぎないが、工学系分野へのリソースが少ないことも
推測される。
・「東京理科大学」では、技術文献発行数が集中している技術分野が複数存
在し、大学選びの判断がしやすい大学と言える。
著作権、その他のお問合わせ:
旧帝7大を選ぶ ~ヒートマップで可視化
■まえがき
「旧帝大」の技術分野ヒートマップを作成しました。作成したヒートマッ
プを読み取り、「旧帝大」選びを考察します。
ヒートマップについては、直近のブログで解説していますので、そちらを
参考にしていただくと幸甚です。
■手段
(1)技術文献の発行件数を年次別に調査し、ヒートマップを作成して、
視覚的に比較分析する手段。
(2)視覚的に分析した結果に基づき、各大学の
・メジャー分野/ストロング分野
・ウィーク分野
・増加傾向の分野
・減少傾向の分野
にカテゴライズして分析し、「旧帝大」の選び方を考察する手段。
*検索データベイス、分析ツール
データベース:国立研究開発法人 科学技術振興機構
分析ツール :JDreamⅢ 科学技術文献情報データベースサービス
■結果
(1)ヒートマップ
*技術分野の順位は、東京大学、2018年の発行件数を基準としました。
*画面表示を鑑み、上位50位まで。
*各大学のストロング分野に、ウィーク分野にを付与。
(2)各大学の特徴
■考察
・「大阪大学」は特に、技術分野の差別化を図っているように見受けられる。
・いずれの大学においても、「計算機利用技術」が年々増加傾向。どのような
サブジェクトについて計算機を利用していのかについて、興味があるところ。
?
著作権、その他のお問合わせ:
分析ツール ~ヒートマップ
■まえがき
大学の分析指標として、これまで、技術文献の発行数や特許・実用新案の登
録件数といった統計量を可視化しました。
しかしながら、理系すのでやはり技術分野の注目したい。そこで、
・過去10年間の技術文献発行件数を用いたヒートマップ
を作成して、大学の技分術野を可視化して分析したいと思います。
ヒートマップによる可視化はある意味、理系の大学選びでは本質的であり、
なおかつ、より深い分析の方向性を示してくれます。
■ヒートマップとは
ひとつの大学の技術文献発行数データに対して、
横軸 - 2010年~2019年までの発行年
縦軸 - 技術分野(次に説明)
とした技術文献発行数による地図(マップ)です。地図上、
発行件数が多ければ赤(多ければ、より赤に)
発行件数が少なければ緑(少なければ、より緑に)
件数に応じたグラデーションで色づけした地図(マップ)です。赤(暑いイ
メージ)なので、ヒートマップです。
■ヒートマップ事例
a)「東京大学」を題材に作成したヒートマップを事例として示します。表
示が小さくなってしまいますが、こんな感じです。
発行件数の分布が一目でわかります。例えば、
・毎年、技術文献の発行件数が多いのは、一番上の赤い技術分野
「電子物性、磁性、光物性」
・技術文献の発行件数が毎年少ないのは、一番下のグリーンの技術分
「化学工学一般」
とわかります。
各技術分野ではどうなっているは、中間部分のグラデーションでわかりま
す。
b)技術分野をカテゴライズは
が設定しています155にカテゴライズされた分野(分類)で、次の通
り。
c)東京大学のヒートマップの、上位、中位と下位を拡大してみましょう。
■考察
横方向のグラデーションは、
「その技術分野の技術文献発行件数の、年別推移」
縦方向のグラデーションは、
「技術文献の発行件数の多い、技術分野」
すなわち、ヒートマップはその大学における
・今後、リソースを増やしそうな技術分野、減らしそうな技術分野
・他大学と並列表示すれば、差別化技術分野、ストロング技術分野
を知ることができますね。
理系を指向する人なら、大学選びに技術分野の強弱、増減取り入れることが
できる可能性があります。
教員や研究室も、ヒートマップをベースにして、より詳細に調べることがで
き、希望の研究や技術を学ぶため、大学選びのために利用価値が高いと思い
ます。
■補遺
*データベース:国立研究開発法人 科学技術振興機構
*分析ツール :JDreamⅢ 科学技術文献情報データベースサービス
著作権、その他のお問合わせ:
早慶上理・関関同立を選ぶ ~特許・実用新案の登録数を可視化
まえがき
今回は、難関私立大「早慶上理・関関同立」を題材に、「特許」「実用新案」の登録件
数を分析します。
*特許ではまず「出願」をしますが、「出願」時点では内容如何によらず、法的な人
であれ可能。一方、「登録」は「審査」を経ますので、「登録」は第三者の目で評
価されるため、価値が格段に高い。実用新案では「形式審査」のみの場合もあり。
■手段
1990年~2019年までの30年間について作表し、視覚的に理解しやすいよう
に、グラフ化しました。
(1)特許・実用新案の総登録数
(2)一人あたり特許・実用新案登録数
a)教員一人あたり
b)学生一人あたり
■結果
*データベース+検索ツール:CyberPatent Desk
*教員と学生の数は、各大学HPで公開されている内、理系(医学、歯学、理
工、薬学、農学等)を抽出してカウントしています。
*特許・実用新案登録数は30年間の累計なので、最新の人数を30倍して、
延べ人数としています。
■考察
(1)「関西大学」では、教員一人あたり最も件数が多いですが、件数自体がが少ない
ので、統計的に判断が難しい。
(2)学生一人あたりでは、「早稲田大学」「慶應義塾大学」は比較多いが、
(3)全体的に学生一人あたりの件数は少なめと見える。
■補遺
特許・実用新案の登録とは:
登録特許
公告特許
登録実用新案(実審査、形式審査)
公告実用新案
著作権、その他のお問合わせ: