早慶理大を選ぶ ~ヒートマップで可視化
■まえがき
「早慶理大」の技術文献の発行件数ヒートマップにより可視化して、大学選
びを考察します。
「上智大学」「関関同立大」では、技術文献や特許登録件数が少ないため、
マップ化自体が希薄となるため、本分析ではとりあえず割愛しました。ご要
望がございましたら、実施しようと思います。
ヒートマップについては、以前のブログで解説していますので、そちらを
参考にしていただくと幸甚です。
■手段
(1)技術文献の発行件数を年次別に調査し、ヒートマップを作成して、
可視化します。
(2)視覚的に分析した結果に基づき、各大学の
・メジャー分野/ストロング分野
・ウィーク分野
・増加傾向の分野
・減少傾向の分野
にカテゴライズして分析し、「旧帝大」の特徴を考察します。
*検索データベイス、分析ツール
データベース:国立研究開発法人 科学技術振興機構
分析ツール :JDreamⅢ 科学技術文献情報データベースサービス
■結果
(1)ヒートマップ
*技術分野の順位は、東京大学、2018年の発行件数を基準とした。
*画面表示を鑑み、上位50位まで。
*各大学のストロング分野に、ウィーク分野に
を付与。
*参考に「東京大学」ヒートマップを添付
(2)各大学の特徴
■考察
・「慶応義塾大学」「東京理科大学」は、かなり技術分野の差別化を図って
いるように見受けられる。一方、「早稲田大学」では相対的に、技術分野
の取捨選択は少な目と感じる。
・「早稲田大学」と「慶応義塾大学」では、「計算機利用技術」へのリソー
スを集中しているように見受けられる。
・「慶応義塾大学」では、三大学の中では唯一医学部があため、医学系分野
の技術文献の発行件数が多くリソース配分が多い印象を受ける。その理由
なのかどうか推測に過ぎないが、工学系分野へのリソースが少ないことも
推測される。
・「東京理科大学」では、技術文献発行数が集中している技術分野が複数存
在し、大学選びの判断がしやすい大学と言える。
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